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NHK元記者ら3人の「灰色株取引」、計22銘柄に

 顧客情報流出事件が起きた印刷会社、関連会社で豚肉の産地偽装が発覚した食肉メーカー……。インサイダー取引事件で課徴金納付命令を受けたNHKの元記者ら3人が関与していた「疑わしい株取引」は計22銘柄に及んでいた。

 事件を受けて設置された第三者委員会が27日公表した調査報告書。報道機関としてのモラル低下と危機管理体制の不備が明らかになり、委員長の久保利英明弁護士は「報道の自由にも影響する問題だ」と厳しく批判した。

 第三者委の発表によると、水戸放送局の元ディレクター(41)は今年1月までの3年間で、事件になった回転ずしチェーン「カッパ・クリエイト」株などの売買以外に、報道用端末に入った情報をもとにした疑いのある株取引を20銘柄で繰り返していた。

 築地魚市場や大日本印刷の株売買の参考にしたとみられる原稿は、元ディレクターとは何の関係もない首都圏放送センターや経済部の記者が書いたもの。放送前に報道用端末で不祥事のニュースがあるのを知ると、株価の値下がりを見込んで信用取引で大量の株を空売りしていた。

 大日本印刷株の空売りはカッパ株売買で利益を上げた3日後。調査に「ほかの媒体で情報を見たが、報道用端末の画面を見た記憶もある」と説明した。

 株取引を始めたのはネット取引が流行し始めた2004年5月ごろ。自転車で5分程度の自宅に戻っては取引を行っていた。「やましいところがなかったわけではないが、端末を見て取引することが習慣になっていた。株取引の損を少しでも取り戻そうという焦りがあった」と述べたという。

 報道局テレビニュース部の元制作記者(34)は、証券印刷大手「プロネクサス」の元社員らによるインサイダー取引事件の原稿作成に携わった直後、その株を取引していた。取引に使っていたのは、NHKから貸与された業務用携帯電話だった。

 岐阜放送局の元記者(30)は当時、記者1人が常駐する地方都市の報道室に勤務していた。株取引に使ったパソコンからはデータが消去され、パソコン自体も壊されており、第三者委では証拠隠滅が図られた可能性があるとしている。体調を崩し、第三者委の聴取には応じていないが、NHKの担当者には「カッパ・クリエイト以降、取引の時に原稿を気にしなかったと言えばウソになる」と話したという。

(2008年5月28日03時11分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080527-OYT1T00789.htm

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